2013年10月22日

自律神経失調症とパニック障害の違いは?


Q:自律神経失調症とパニック障害の違いは?


A:自律神経失調症とパニック障害の違いは、次の通りです。

自律神経失調症は、交感神経と副交感神経のバランスが崩れることによって、体調が乱されます。病気にまでは至りませんが、頭痛、めまい、不眠、ふるえ、吐き気、肩こりなど、多種多様の症状が起きます。症状や程度も個人差があって、千差万別です。交感神経と副交感神経のバランスの崩れは、生活リズムの乱れやストレスなどが原因だと言われています。

 ところが、あまりも強いストレスを受けて、極度な震え、吐き気、めまい、自分でないような感覚が生じる場合があります。これをパニック発作と言います。パニック障害ではありません。パニック発作で一番よく起きるのが過呼吸発作です。ストレスによって呼吸が速くなると、体内の二酸化炭素を吐き出して酸素をたくさん体内に取り込んでしまいます。そうなると体内の血液がアルカリ性になるので、脳は二酸化炭素が足りないと思い込み、もっと呼吸をして二酸化炭素を取り込めと誤った命令を送ってしまうのです。しかし、もう既に呼吸が速いのにさらに呼吸をしろと命令されても呼吸ができません。これが過呼吸発作です。ここまでは、自律神経失調症の範囲内です。

 一度、過呼吸発作や他の強い発作(パニック発作)を引き起こしてしまうと、その発作への恐怖感が忘れられないために、過度に発作を恐れるようになり、発作に対する神経過敏になる人がいます。そうなると、少しでも発作を引き起こすような場面に出くわすと、『また、発作が起きる』という気持ちが強くなり、発作を引き起こすようになってしまいます。発作が頻繁に起きるようになる状態になってしまうと、パニック障害と診断されてしまいます。


posted by autonomic at 15:58| Q&A