2013年10月29日

自律神経失調症と鬱の違いを教えてください


Q:自律神経失調症と鬱の違いを教えてください。



A: 自律神経失調症というのは、身体の器官などに、症状に見合うような異常が認められない自覚症状のことを言うようです。簡単に言うと、原因が分らないさまざまな症状をひとまとめにした症状の名称だと言えます。なので、正式な病名ではありません。

 「うつ」というのは、抑うつ状態のことを指します。多くの人がうつ病と誤解していますが、多くは抑うつ神経症です。抑うつ神経症は精神的原因によって心身が不調になり、性格、信条、誤った認識が関係していることが多く、原因が取り除かれると軽快することが多いようです。そのため、原因を取り除く手助けとなるカウンセリングが重要です。

 うつ病の診断基準は、下記診断項目の内、@Aを含めて5つ以上に該当する状態が2週間以上継続し、かつ抑うつ状態となるエピソードや社会背景がなく、アルコールや薬の乱用などがない場合に診断されます。

 診断項目:
@毎日ほとんど1日中、気分が沈む。
A毎日ほとんど1日中、何も興味が湧かず楽しめない。
B毎日、食欲がない、または体重の増減が著しい。
C毎晩、寝付けない、または夜中や早朝に目が覚める。
D毎日、動作、話し方が遅い、またはイライラや落ち着きがない。
E毎日、疲れを感じたり、気力が湧かない。
F毎日、自分に価値がない、または申し訳ないと感じる。
G毎日、仕事や家事に集中したり、決断することができない。
Hこの世から消えてしまいたいと思うことがある。

 特にHは重要視されます。
posted by autonomic at 14:54| Q&A

2013年10月22日

自律神経失調症とパニック障害の違いは?


Q:自律神経失調症とパニック障害の違いは?


A:自律神経失調症とパニック障害の違いは、次の通りです。

自律神経失調症は、交感神経と副交感神経のバランスが崩れることによって、体調が乱されます。病気にまでは至りませんが、頭痛、めまい、不眠、ふるえ、吐き気、肩こりなど、多種多様の症状が起きます。症状や程度も個人差があって、千差万別です。交感神経と副交感神経のバランスの崩れは、生活リズムの乱れやストレスなどが原因だと言われています。

 ところが、あまりも強いストレスを受けて、極度な震え、吐き気、めまい、自分でないような感覚が生じる場合があります。これをパニック発作と言います。パニック障害ではありません。パニック発作で一番よく起きるのが過呼吸発作です。ストレスによって呼吸が速くなると、体内の二酸化炭素を吐き出して酸素をたくさん体内に取り込んでしまいます。そうなると体内の血液がアルカリ性になるので、脳は二酸化炭素が足りないと思い込み、もっと呼吸をして二酸化炭素を取り込めと誤った命令を送ってしまうのです。しかし、もう既に呼吸が速いのにさらに呼吸をしろと命令されても呼吸ができません。これが過呼吸発作です。ここまでは、自律神経失調症の範囲内です。

 一度、過呼吸発作や他の強い発作(パニック発作)を引き起こしてしまうと、その発作への恐怖感が忘れられないために、過度に発作を恐れるようになり、発作に対する神経過敏になる人がいます。そうなると、少しでも発作を引き起こすような場面に出くわすと、『また、発作が起きる』という気持ちが強くなり、発作を引き起こすようになってしまいます。発作が頻繁に起きるようになる状態になってしまうと、パニック障害と診断されてしまいます。


posted by autonomic at 15:58| Q&A

2013年10月15日

自律神経失調症は、どういう基準で診断されるのでしょうか?


Q:自律神経失調症は、どういう基準で診断されるのでしょうか?

どんな検査をするのかも知りたいので、教えてください。


A:明確な基準があるわけではありません。

 自律神経失調症というのは、めまい、ふらつき、動悸、倦怠感など、いろいろな自律神経系の不定愁訴を訴えるのですが、疾患や顕著な精神的な障害があるわけではありません。明確な基準があるわけではなく、医師が問診や診察を行って、はっきりとした疾患がない場合に診断されます。

 自律神経失調症の検査には、自律神経機能検査がありますが、あまりにも多種たようなので、自覚症状などから考えて、必要な検査を実施することになります。しかし、検査でわかるものではないようです。神経症型自律神経失調症の場合、自律神経機能検査では異常が出ないようです。



posted by autonomic at 15:50| Q&A

2013年10月08日

自律神経失調症は、完治できる病気なのでしょうか?


Q:自律神経失調症は、完治できる病気なのでしょうか?



A:完治する病気です。

 自律神経失調症の一般的な治療法は、ま薬物療法によって症状を和らげた後に、カウンセリングなどの心理療法を行います。薬は自律神経失調症の症状を抑えるために使うだけで、病気の治療に使われるわけではありません。

 症状がひどい場合に、症状を和らげるために有効なのですが、副作用もあるので、継続して使うことはお勧めはできません。自律神経失調症の治療に使われる薬は、抗不安薬、抗うつ薬、自律神経調整薬、睡眠誘導薬などですが、これらの薬には、ふらつき、脱力感、便秘、眠気、口の渇き、嘔吐などの副作用があります。


 薬を使わない自律神経失調症の改善方法には、次のようなものがあります。
1.カウンセリングなどの心理療法や認知療法
2.マッサージ・整体などの理学療法
3.音楽療法・アロマテラピーなどの自然療法
4.食生活・生活環境等ライフスタイルの改善
5.自律訓練法によるセルフコントロール


 自律神経失調症になってしまった場合には、自分に一番合った治療や訓練方法などを探してやってみましょう。

自律神経失調症の改善には、心身をリラックスさせることがとても重要です。そして、心身を安静な状態に導いてやれば、自律神経失調症の症状は改善します。



posted by autonomic at 14:49| Q&A